国とつながるR&O
R&Oグループでは、言葉や地域の壁を超えた健康推進や障害者支援を進め、スタッフの「国際力」を養うために、海外との友好交流を積極的に進めています。
車イスの寄贈を通して
タイの障害者自立を支援
私たちは使用した車イスの有効活用を検討する中で、タイ障害者エンパワメント協会が中古の車イスの寄付を望む連絡を受けました。
障害者の就職支援にもつながると聞き事業へ賛同し、2017年に同協会が運営する工場で行われている「障害者向け職業訓練事業」に対して車イス115台を寄付しました。
同年の寄贈を機に、毎年車イスの寄贈や支援を行っています。
エンジニアであったカムロン氏は交通事故により脊髄を損傷して車いすの生活となりました。
エンパイアメント協会の車いす修理センター責任者を経て現在は医療機器工房「Siam Able Innovation」代表としてタイ政府からも高く評価されています。
産学官連携など大学の研究室や企業とのコラボレーションで多くの仲間を得て活躍中です。
工房を拡張し、障がい者の就業支援や学生の研修センターとなっています。
〜 リハビリテーションの可能性を切り開く 〜
浙江省、貴州省と
日・中・仏3国の
友好協力協定を締結
静岡県と中華人民共和国浙江省は35年以上友好提携を結んでいます。
医療・介護分野の官公庁や民間団体の視察を受け入れる中で、中国の「リハビリテーション=カンフー」分野での西洋医学と東洋医学の融合に貢献できると感じ、浙江省および貴州省との友好協力協定を結ぶ運びとなりました。
今後も両国における医療、リハビリテーション、介護分野の発展に貢献していきます。
2020年コロナ禍で進めた寄贈プロジェクトは電動車いすやシニアカーを贈ることができました。悪路や農道などで使う車いすとして、本体のリペアやパーツを利用した電動の改良品は念願の寄贈品として現地で大変喜ばれました。
マンゴ畑の中の大きな研修センターは、障がいのある仲間や高齢者のために安価で販売もされ、彼らの理念は追求され続けていくことでしょう。
国外の医療現場を見て
視野を広める
私たちは全職員を対象に、日本とは異なる医療現場や情勢、最新のリハビリテーション事情を学ぶために、医療施設見学を目的とした海外研修を行っています。
実際に足を運び、海外の文化に触れることで日本での「当たり前」が「当たり前」ではないこと、そして新しい自分と出会う機会と考えています。